幼児の遊びを通して学びを促す方法とは?
幼児期は、知識やスキルを習得するための重要な時期です。知的、社会的、感情的な学びが含まれています。幼児期から発達の段階に合わせた遊びを取り入れることで心身共に健やかな成長を促すことができます。
年齢別に幼児期に必要な遊びを通して学びを促す方法についてまとめてみました。
1.乳児期(0~2歳)
乳児は手足を使って自分や周囲のものを探索します。おしゃぶりや手を口に入れることで、口や舌の運動、味覚・嗅覚の発達を促します。また、視力の発達が進むとともに、色や形、模様などを認識し始めるので、絵本の読み聞かせを通じて、視覚・言語の発達を促すことができるので子どもと積極的に関わっていくことが大切です。
2.幼児期(2~5歳)
幼児期になると、なんでも自分でやってみたいという気持ちが芽生え、周りの人とも関わりながら遊ぶことができるようになります。
ものまね遊びやごっこ遊びを通じて、幼児は社会性や言語能力を発達させます。友だちとのコミュニケーションや協力・競争心を養い、言葉や文化の理解を深めることができるよう、環境を整えることが大切です。
3.学齢前期(5~8歳)
学齢前期になると絵本の読み聞かせを通じて、豊かな言葉や文化の理解を深めることができます。また、ストーリーに共感することで、自己理解や感情の発達を促すことができます。子どもたちの興味や関心に合わせた多様なものになってくるので子どもたちの自主性を尊重し、自己表現や自己肯定感を高めるよう適度なアドバイスや遊びを提供することが大切です。
幼児の遊びを通して学びを促す際に注意すること
子どもにとって、自ら楽しいと思って勉強することは遊びの一部です。ポイントは「自分の興味があることに夢中になって遊んでいるか」どうかです。
幼児が大好きな遊びの1つの「ごっこ遊び」はコミュニケーション能力を身につけるためにとてもよい遊びです。特に、男の子が好きな戦いごっこは、親も「やめなさい!」とつい止めてしまいたくなりますよね。しかし、遊ぶときの力加減や他人の痛みを理解することを学ぶことができます。子どもに危険のない程度に、ぐっと見守ることも大切にしたいですね。
1.十分に体を動かせるよう時間を確保する
幼児に十分な運動を行うことは、運動全般の基本動作を身につけるために必要不可欠な活動です。近くの公園で遊んだり、毎日1時間以上体を動かす時間を確保していくことで、食欲にも繋がり丈夫な体づくりにもなっていきます。
2.様々な動き・感性を養う遊びを取り入れる
遊びの内容によって得られる学びが違うので、特定の遊びばかりではなく絵画、粘土あそび、リズムあそび、戸外あそび、ごっこあそび、など様々な遊びや運動を取り入れることが大切です。
3.幼児の発達に合わせた遊びを選ぶ
子どもが夢中になって遊ばなければ学ぶところまではいきません。まずは、子どもが夢中になれる遊びを提供していきたいですね。その中で最も大切なことは、子どもの年代や発達段階に合わせた遊びを提供し、無理な負担をかけず、のびのびと楽しく遊んだり、体を動かせる環境づくりを工夫することです。
まとめ
これらのポイントを抑えて、ママ、パパとお子さまと遊びを通してさまざまなことを学んでいきたいですね。